


会議を録音したいんですけど、何で録ればいいんでしょう?それに、黙って録っても大丈夫……?



対面ならスマホ、Web会議なら会議ツールの録画が手軽だよ。録る前にひと言伝えておけば、気まずくなることもほとんどないんだ。
会議の録音は、対面ならスマホの標準アプリ、Web会議ならZoomやTeamsなど会議ツールの録画機能がいちばん手軽です。録音してよいか迷うときは、会社の決まりを確かめ、始める前に「議事録用に録音します」とひと言伝えれば安心。手順と無料で使えるかは、2026年11月3日に各社の公式情報と弁護士の解説で確認しました。
この記事の結論
会議は、対面ならスマホ、Web会議なら会議ツールの録画で録り、始める前にひと言伝えるのが安心です。
- iPhoneのボイスメモやWindowsのサウンドレコーダーは最初から入っていて、アプリを足さずに録れる
- Zoomは無料アカウントでもパソコンのアプリから録画でき、TeamsとGoogle Meetは有料プランで録画すると参加者に通知が出る
- 弁護士の解説では自分が出ている会話の録音そのものは違法ではないとされる一方、会社が社内の無断録音を禁止できるとした判決もある
会議や打ち合わせを録音して、聞き返したり議事録にしたりしたい人
Apple・Google・Microsoft・Zoom・Nottaの公式情報と、弁護士ドットコムニュース・労働新聞社の判例紹介(2026年11月3日確認)をもとにまとめています。


図解は各社の公式情報をもとに整理したオリジナルで、実際のアプリの画面ではありません。
会議を録音する方法は3つ|対面かWeb会議かで決まる


会議の録音と聞くと、専用の機械を買わないといけない気がしますよね。
でも多くの会議は、手元のスマホか、ふだん使っている会議ツールだけで録れます。まずは場面ごとの選び方から。
対面の会議は、スマホをテーブルの真ん中に置く



対面なら、まずはスマホ1台で十分なことが多いよ。
会議室での打ち合わせなら、スマホの標準アプリで録るのがいちばん手軽です。
iPhoneには「ボイスメモ」、Google Pixelには「レコーダー」が最初から入っていて、アプリを足さずに録れるのが理由。iPhoneのボイスメモは、内蔵マイクのほか、対応するヘッドセットや外部マイクでも録音できるとAppleが案内しています。
具体的には、4〜5人で机を囲む定例会議なら、スマホを机の真ん中に置いて録音ボタンを押すだけ。話す人が順番に変わっても、全員の声が同じくらいの距離から入ります。
機材を買うかどうかは、一度スマホで録って聞き返してから決めても遅くありません。
Web会議は、会議ツールの録画機能を使う
Zoom・Teams・Google MeetのようなWeb会議は、会議ツールそのものの録画機能で録るのが基本です。
パソコンのスピーカーから出る相手の声と自分の声が、1つのファイルにきれいにまとまるのがその理由。スマホをパソコンの横に置いて録る方法もありますが、相手の声はスピーカー越しになるので聞き取りにくくなりがちです。
具体的には、Zoomは無料のアカウントでも、パソコンのアプリからなら録画できます。一方でTeamsとGoogle Meetの録画は、対象の有料プランやライセンスが必要。
どのツールも、録画を始めるにはホストの許可やプランの条件があります。
長い会議や大人数なら、ICレコーダーや会議用マイク
2時間を超える会議や、10人以上が広い部屋で話す会議では、スマホ1台だと物足りないことがあります。
遠くの席の声が小さく入ったり、途中で電話がかかってきたりするのが、スマホで録るときの弱いところ。録音専用のICレコーダーや、机に置く会議用のマイクを足すと安定します。
録音機の選び方と、録った音声をパソコンに移して文字にする手順は、ICレコーダーの文字起こしの記事が参考になりますよ。


スマホで会議を録音する手順|iPhone・Android


ここからは、スマホで録るときの具体的な手順です。
画面の名前は2026年11月3日にAppleとGoogleの公式ヘルプで確かめたもの。OSのバージョンで多少変わることがあります。
iPhoneは「ボイスメモ」で録音・一時停止・保存
iPhoneで会議を録るなら、標準の「ボイスメモ」アプリで十分です。最初から入っていて、何も準備しなくていいのが理由。
ボイスメモは「ユーティリティ」フォルダに入っていて、赤い録音ボタンを押すと録音が始まる仕組み。休憩のあいだは一時停止して「再開」で続きを録れ、「完了」を押すと「新規録音」という名前で保存されます。
たとえば、会議が終わったらすぐ録音をタップして名前を「11月3日 定例会議」のように変えておくと、あとで探すときに迷いません。録音中は、マイクが使われていることを示すオレンジ色の点が画面の右上に表示される仕組みです。
録音中に別のアプリで音を鳴らすと、ボイスメモの録音は止まります。
iPhone 12以降なら、録りながら文字起こしも見られる



文字にするところまで、スマホだけでできちゃうんだ。
ボイスメモには、録音した声をそのまま文字にする機能もあります。
Appleの案内では、iPhone 12以降で日本語の文字起こしに対応していて、録音中でも録音後でも文字を表示できるためです。「文字起こしをコピー」を選べば、全文をメールやメモに貼り付けられます。
具体的には、会議が終わったあとに録音を開き、文字起こしの全文をコピーして議事録のたたき台にする使い方です。話す人ごとに分ける機能は、Appleの案内には書かれていません。
ボイスメモの文字起こしがうまくいかないときは、iPhoneのボイスメモを文字起こしする記事で原因を確かめられます。
Androidは機種の録音アプリで|Pixelは「レコーダー」
Androidのスマホは、メーカーによって入っている録音アプリが違います。
Google Pixelなら「レコーダー」アプリで、Pixel 3以降は日本語のリアルタイム文字起こしに対応。Pixel 8以降では、5分から1時間までの録音を要約する機能も使えます。
Pixel以外の機種は、まずアプリの一覧で「レコーダー」「ボイスレコーダー」といった名前のアプリを探してみてください。見つからなければ、録音と文字起こしが1つでできるアプリを入れる方法もあります。
パソコンで会議を録音する手順|Windows・Mac・Web会議


パソコンで録る方法は、マイクで部屋の声を録るか、Web会議ツールの録画を使うかの2通りです。
それぞれの手順と、無料で使えるかどうかを順に見ていきます。
Windowsは「サウンドレコーダー」で1ファイル3時間まで
Windowsのパソコンには、「サウンドレコーダー」という録音アプリが入っています。
具体的には、スタートメニューで「サウンドレコーダー」と検索して開き、「記録の開始」か Ctrl+R で録音開始。Spaceキーで一時停止、Escキーで停止すると、録音が一覧に保存されます。
1つの録音ファイルで録れるのは、最大3時間まで。3時間を超えそうな会議は、休憩のタイミングで一度止めて、録音を2つに分けておくと安心。長い会議ほど、ファイルを分けたほうが聞き返しやすいというのも理由のひとつです。
録音が始まらないときは、「設定」→「プライバシーとセキュリティ」→「マイク」で、サウンドレコーダーのマイクへのアクセスがオンになっているかを見てください。
Macは「ボイスメモ」で録音ボタンを押すだけ
Macにも、iPhoneと同じ「ボイスメモ」アプリがあります。
Appleのユーザガイドでは、「録音」ボタンをクリックするだけで録音できると案内されている形。iCloudでボイスメモをオンにしていれば、iPhoneで録った会議の音声をMacで開くことも可能。
ノートパソコンを会議室に持ち込むなら、パソコンの内蔵マイクより、机の真ん中に置いたスマホのほうが声を拾いやすいこともあります。両方で試してみてください。
Zoomは無料でもパソコンのアプリからローカル録画できる



Zoomの録画は、スマホのアプリからだと無料ではできないんだよね。
Zoomは無料(ベーシック)のアカウントでも、パソコンのZoomアプリからなら会議を録画できます。
Zoomの公式ヘルプで、パソコンへの録画(ローカルレコーディング)は無料と有料の両方のアカウントが対象とされているのが理由です。WindowsとMac、Linuxのデスクトップアプリが必要で、iPhoneやAndroidのアプリでは使えません。
具体的には、自分がホストなら、会議中にそのまま録画を始められます。参加者として録りたい場合は、ホストに録画の許可をもらう流れ。
スマホのZoomアプリで録画したいときは、有料アカウント向けのクラウド録画になります。
Zoomの文字起こし機能や保存先は、Zoomの文字起こし機能の記事で詳しく解説しました。
TeamsとGoogle Meetは、有料プランの録画を使う
TeamsとGoogle Meetの録画は、無料のアカウントでは使えない前提で考えておくのが安全です。
Teamsはマイクロソフトの公式ヘルプで、Microsoft 365 Businessなど対象のライセンスが必要とされています。会議の「その他のアクション」から「記録」を選び、録る内容で「オーディオのみ」を選べば音声だけの記録も可能。
Google Meetは、Google Workspaceの対象エディションか、2TB以上のGoogle Oneのメンバーが録画できます。録画は主催者のGoogleドライブの「Google Meet」フォルダに保存される仕組みです。
どちらも、録画を始めると参加者に通知されます。手順の細かいところは、Teamsの文字起こしの記事とGoogle Meetの文字起こしの記事が参考になりますよ。
マイクの選び方と置き場所|スマホのままでいい会議・足したい会議


会議の録音でいちばん差が出るのは、機材の値段より、マイクと話す人の距離です。
ここでは、マイクを足すかどうかの決め方と、置き場所のコツをまとめます。製品の名前ではなく、種類で選ぶ考え方です。
まずはスマホで試し録りして、聞き返してから決める
マイクを買う前に、いつもの会議室でスマホの試し録りをしてみてください。
同じスマホでも、部屋の広さや空調の音、話す人の声の大きさで、聞き取りやすさがまったく変わるのが理由です。どれだけ高いマイクでも、部屋に合わなければ効果は小さくなります。
具体的には、会議の前に1分ほど、いちばん遠い席の人に話してもらって録り、イヤホンで聞き返す方法。言葉がはっきり聞き取れれば、そのままスマホで大丈夫です。
いちばん遠い席の声が聞き取れるかどうかが、マイクを足すかの分かれ目になります。
声が遠い・大人数なら、会議用マイクやピンマイクを足す



遠くの席の声だけ小さい……っていうのは、よくあるんだよね。
試し録りで遠くの声が聞き取れなかったら、マイクを足すことを考えます。
たとえば、机の真ん中に置いて部屋全体の声を拾う会議用のマイク(スピーカーフォン)は、Web会議と対面が混ざる会議にも使いやすい種類。話す人が決まっている発表や面談なら、服に付けるピンマイクのほうが確実。口元との距離が近いぶん、まわりの雑音が入りにくいためです。
iPhoneにマイクをつなぐなら、Appleは「Made for iPhone」か「Works with iPhone」のロゴが付いたアクセサリを探すよう案内しています。買う前に、自分のスマホやパソコンにつなげる形か(USB-C・Lightning・Bluetoothなど)を確かめておくと失敗しません。
録音とAIの文字起こしが1台でできるAIボイスレコーダーという選択肢もあります。比べ方はAIボイスレコーダーの比較記事にまとめました。


置き場所と雑音|机の振動・空調・紙の音に気をつける
マイクやスマホの置き場所しだいで、同じ機材でも録れ方が変わります。
置き方のコツは、次の4つ。
- 話す人みんなから同じくらいの距離になる、机の真ん中に置く
- 机に直に置くと、ペンやパソコンを打つ振動が入りやすい。ハンカチなどを1枚敷く
- エアコンやプロジェクターの吹き出し口のそばを避ける
- 資料をめくる音やコップを置く音が近くで鳴らないよう、マイクの前は空けておく
このほか、録音中に電話やアプリの通知が鳴ると、音が入ったり録音が止まったりすることがあります。会議の前に通知を切っておくと安心ですね。
会議を無断で録音していい?|法律と会社のルール


会議を録るときにいちばん気になるのが、相手に黙って録ってもいいのか、ですよね。
ここでは、弁護士の解説と裁判例の紹介で確かめられた範囲だけを書きます。法律の判断を言い切るものではないので、事情がある人は弁護士に相談してください。


自分が出ている会議の録音そのものは、違法ではないという解説がある
自分が参加している会話を相手に断らずに録ることについて、弁護士ドットコムニュースでは、竹花元弁護士が、無断で録音すること自体は違法ではないと解説しています。
同じ記事では、無断で録った音声を交渉や裁判でハラスメントの証拠に使うことも問題ない、という説明が続く形。
ただしこれは、会話の当事者が自分で録る場合の話です。自分が出ていない会議に録音機を置いておくような録り方は、別の問題になりえます。
録った音声を広めると、問題になることがある



録るのと、みんなに聞かせるのは別の話なんだね。
録った音声をSNSなどで広めるのは、録音そのものとは別に考える必要があります。
同じ解説では、話した人や会社が特定できる形で公開すると、名誉毀損やプライバシーの侵害にあたる可能性があるとされているのが理由です。
具体的には、社内の会議の音声を、議事録づくりのために自分で聞き返すのと、切り取ってネットに載せるのとでは、まったく意味が違います。録音は議事録や確認のためだけに使い、許可なく人に渡したり公開したりしないのが基本です。
社外の人が参加する会議なら、録音データの扱いを会社の決まりに合わせることも忘れないでください。
会社のルールで録音が禁止されていることもある
法律とは別に、会社が社内での無断録音を禁止していることがあります。
労働新聞社が紹介している東京地裁立川支部の判決(平成30年3月28日)では、就業規則に録音禁止の決まりがなくても、会社は業務の指示や施設の管理の権限で社内の無断録音を禁止できる、とされた形。禁止の指示に従わなかった社員への懲戒が問題になった事案です。
会社の会議を録るなら、まず就業規則や上司の指示で録音が禁止されていないかを確かめてください。
心配なら「議事録用に録音します」とひと言伝える



始める前のひと言で、気まずさはほとんどなくなるよ。
迷ったら、会議の始めに録音することをひと言伝えるのがいちばん確実です。
Google MeetやTeamsは録画を始めると参加者に通知が出ますし、iPhoneのボイスメモも録音中は画面にオレンジ色の点が出ます。こっそり録るより、先に伝えたほうが相手も安心して話せるわけです。
たとえば「議事録を作るために録音させてください。終わったら文字にしてお送りします」と、目的と使い道を一緒に伝える言い方。「録音は止めてほしい」と言われた話題は録音を止めて、手でメモを取りましょう。
ひと言伝えるだけで、録った音声をあとで共有するときもスムーズです。
録った音声を文字起こし・議事録にする


会議を録っただけでは、あとで聞き返すのに会議と同じだけ時間がかかってしまうんですよね。
録音を文字にする方法の詳しい手順は会議の文字起こしの記事に任せて、ここでは入口だけ。
文字にするならNotta|録りながらでも、録音ファイルからでも



録った音声をそのまま渡せば、文字と要約が返ってくるよ。
録音を手早く文字と要約にしたいなら、Nottaが向いています。
スマホのアプリで会議を録りながら文字にすることも、ボイスメモやICレコーダーで録ったファイルをあとから取り込むこともできるのがその理由。有料のプレミアムなら1回5時間・月1,800分まで文字にでき、Zoomなどの会議にBotを参加させて録る方法もあります。
具体的には、無料プランは月120分・1回3分までなので、精度や画面を短い音声で試す使い方になるのが正直なところ。料金はプレミアムが年払いで月あたり1,185円(12か月分14,220円・税込)です。
僕もふだんの打ち合わせの記録は、Nottaの有料プランで残しています。最初は無料版をオンライン商談の音声で試して、精度と使いやすさが気に入り、その場で有料にしました。納期や作業の範囲の勘違いが減ったのが、いちばん助かっているところです。
アプリでの録り方はNottaアプリの使い方、Web会議はNottaでZoom会議を文字起こしする方法で手順を見られます。
無料で済ませるなら、スマホの文字起こし+AIで整える
お金をかけずに議事録まで作りたいなら、文字にするのはスマホ、整えるのはAI、と分ける方法があります。
iPhoneのボイスメモやPixelのレコーダーで文字にした全文をコピーし、ChatGPTやClaudeのような対話型のAIに「決定事項・ToDo・担当者・期限に分けて」と頼む流れ。頼み方の例は議事録AIプロンプトのコピペ例にあります。
ただ、僕がChatGPT Plusで要約したときは、意訳が強すぎると感じることがありました。数字や約束ごとは、元の文字起こしと見比べてから使ってください。


録音データの保存と、いらなくなったら消すこと
会議の録音には、取引先の名前やお金の話が入っていることも多いもの。保存のしかたにも気を配りたいところです。
Windowsのサウンドレコーダーの録音は、アプリをアンインストールすると一緒に消えます。
残しておきたい録音は、会社で決められた保存先に移しておくと安心。議事録ができて確認も済んだら、いらなくなった録音は消す、という決まりを自分の中で作っておくのもおすすめです。
会議の録音でよくある質問


最後に、会議の録音でよく出てくる疑問をまとめました。
どれも2026年11月3日時点の公式情報をもとにしています。
会議の録音は何時間までできる?
使うアプリによって上限が違います。
Windowsのサウンドレコーダーは1ファイル3時間まで。iPhoneのボイスメモは、Appleの案内に時間の上限が書かれていないので、長い会議ならスマホの空き容量と電池の残りを先に確かめておくと安心です。録りながら文字にするサービスにも上限があり、Nottaは無料プランが1回3分、有料のプレミアムが1回5時間まで。
録音していることは、相手に分かる?
Web会議ツールの録画は、相手に分かると考えてください。
Google MeetとTeamsは、録画を始めると参加者に通知が出ると公式ヘルプに書かれています。対面の会議でスマホを机に置いて録るなら通知は出ませんが、黙って録るより、ひと言伝えるほうがあとでもめません。
スマホとパソコン、どちらで録るのがいい?
対面の会議ならスマホ、Web会議ならパソコンの会議ツールが向いています。
スマホは机の真ん中に置けるので部屋の声を拾いやすく、パソコンの会議ツールは相手の声を直接ファイルにできるため。対面とWeb会議が混ざる会議なら、会議ツールの録画に加えて、会議室にもう1台スマホを置いておくと安心ですね。
- 会社の決まりで、録音が禁止されていないか確かめた
- 会議の始めに「議事録用に録音します」と伝える
- スマホや録音機の電池と空き容量は足りている
- スマホの通知を切り、机の真ん中に置いた
- 1分ほど試し録りして、遠い席の声が聞き取れた
参考にした公式情報・解説(2026年11月3日確認)









